バレルサウナ小屋キット専門店 サウナハウス tel 03(3520)8946 |
行ってよかったサウナ
|
有明 泉天空の湯 上野 サウナ北欧 入谷 サウナセンター 中野 松本湯 |
〜シングル!(10度未満)の水風呂 ホームサウナ〜
有明って九州?って思うけど東京の湾岸地域。豊洲市場近くのテニス有明コロシアムの隣。 現在、私のホームサウナです。 都内近郊の様々なサウナに「ととのい」を求めて足繁く通っていました。どうしたら、「ととのうねん!」と。 「ととのい」のコツを掴んだあとは、どんな条件のサウナでもほぼOK。サウナと水風呂の温度によっての時間調整だけです。ワンセッションからととのいますから、一番安い1時間コースでもOK。 理想は90度以上の多湿サウナと15度前後の水風呂。それに休憩椅子。それ以上はいりません。 ここ、有明ガーデン、泉天空の湯は、確実に「ととのい」ますし、時間制限なし。1時間でもOKと言いましたが、3セッションやり、身体を2回洗い、ちょっとお風呂に浸かるとほぼ2時間かかります。2時間コースの場合は結構時計を見ます。それが開放されました。 まだ新しいのできれいだし広くて、食事もできる。その上、安くて言うこと、あんまり、なし。なんか言いたいことあるん? サウナに入ったあとはスッキリしてシャッキとしてやる気満々なので、リクライニング椅子なんか必要ないし。(色んな人が使っていて気持ち悪いので、アル コールできれいに拭きたくなる)ゴロンとできる畳もいらん。銭湯にハマっていたときは、必要だった。脱力感で。これが、ととのったあとのサウナとお風呂の 違い。 それに銭湯だと、むちゃくちゃビールが飲みたくなる。サウナ初心者の頃もビールのためにサウナに行っていた。今は、ととのい自体が酔っ払い状態なのか、ビールを渇望するほどではない。その後の仕事が終わってからでも十分。 ここはオープン時、運悪くコロナが酷い時期だった。しかも問題があって温泉なしの波乱の状態でのスタート。歯医者さんが「たいしたことはなかった」と言っ て いたので、バスで7分ぐらいなのにこの施設は無視していました。今考えると歯医者さんはととのったことなかったんやろうなあ。そもそも温泉を売りにしてい たので、サウナにロウリュはないだろうと思い込んでいました。 でも偶然YouTubeで施設内を見て、ええ!サウナがええじゃないか! 何回か通っているうちに「なんで、江東区民だけに割引やねん!」(東京弁で)という、ありがたい苦情が多々あったらしい。で、江東区以外にもご近所割引が 広げられ、自分の地域も平日タオル付き1,650円が1,200円になりました。江東区の皆様は、なんとタオル付きで税込千円です!江東区が格安で土地を 払い下げたんだろうから、江東区民さまのものです。土地を埋め立てたのは、国?東京都?まあ、ええがな。 男性に限りますが、確実に”ととのう”サウナ施設になっており、バスタオルと小タオル付きですから銭湯サウナよりもリーズナブルですし、時間制限もありません。生ビールは住友系ですので当然大好きなスーパードライ。ハッピーアワー時間は税込500円。 残念ながら、女性側は岩盤浴がメインなのか、水風呂がありません。でも男女入れ替え日あり。間違って行ったこともありますので行く前はご確認を。ごくたまに定休日もあります。 料金の高い土曜日に行ってしまったことがあります。せっかくタオルを持っていったのに、タオル付きオンリー価格で割引なし。 怪我の功名といいましょうか、何故か水風呂の温度計が9.8度のシングルでした!都内ではほぼありません。温度計が狂っているのか?後で分かりましたが、ヒーリングWEEKイベント中で特別でした。パンフレットをよく見ますと、毎月26日はいつもシングルだそうです。 池袋の”かるまる”というサウナも都内唯一のシングルで有名で、水をグルグル撹拌する「サンダートルネード」という「温度の羽衣」を引き裂く氷水の ような水風呂があります。 再確認しましたが水温自体はほぼ同じ。チラーの性能上それ以下はどうしても難しく、撹拌することを編み出したそうです。サンダートルネードは本当に氷水の ようで痛くて一瞬しか入れません。体験としては面白いのですが、時間的に深部体温は下がらず、ととのいとは無縁です。 余談は置いておいて。今では2分ほど入って「ととのい」始めたらヨロケながら出て、体を拭かずにドカンと寝たり座るのですが、さすがに1分未満で皮膚が痛 くなり退出。これでは逆にととのわないので、脳天にその冷水をバシャバシャ。血液温度を感知するのは脳内の視床下部ですので、とにかく首筋から頭を冷やさ ないと「ととのい」は難しい。 カプセル式の体温計を飲み込んでの実験(サウナ学会会員)データでは、温度計の反応レイテンシー時間を考慮しても、水風呂に入ると毛穴や血管が締まり血液が深部に集中します。ですので意外ですがしばらく上昇します。 外気浴を始めて少しするとやっと深部体温が下がり始めるのです。その瞬間が、「ととのい」の始まりです。つまり水風呂にある程度長く入る必要があります。 20度のぬるい水風呂に仕方なく長く入っていた時に、信じられないほどととのったことがあります。眼球が上下に細動し、時計が読めませんでした。水温が低 ければいいとは言えません。 ただ、ぬるいと時間を忘れ長く入りすぎ、低体温症になって身体が動かなくなる事故もあるようです。 心筋梗塞が実は気持ちいいという噂があるように、冷水で「痛みに快感ホルモン」を体験するのはいいのですが、ととのいとは別物です。SMの世界でしょう。知らんけど。 逆に120度超えのカラッカラの昭和ストロングサウナもあります。これも痛みに快感ホルモンで、これはこれでありでしょうが、短時間しか入っていられませ ん。ととのったことがありません。調べると時間的に深部体温を38度に上げるのが難しく、実験では4セット目でやっと38度になるようです。ととのうには 4セッションやる必要があったわけです。 余談はいい。さて、泉天空の湯の男性サウナ室です。 ドライサウナ室とスチームの塩サウナがあります。男性のスチームサウナはどこも不人気でガラガラ。男性には必要ないかも。まあ、カラカラサウナの最後に入ると仕上がりが違う、肌にいいとの意見もありますが、ここには、湿度の高い最高のドライサウナがあります。 ドライは、ベンチが3段構造で温度計が3段と1段の高さに2箇所にあり、最上段の頭の高さで90度で一番下が70度。定説通り一段で10度下がるのは正しかったと納得。 入り口は距離のある二重扉になっており、人が入ってきても温度は下がらない。他の施設で二重扉のところはなかったような。いつも誰かが入ってくる度に、冷たい風が入って温度が下がって残念な気持ちになりますね。自分も入ってきたのにもかかわらず。 コロナ渦で一段5人ずつ座れるところを、3人、2人、3人と間隔を空けてあったので、精神的安心感と上段からサウナを出る時に降りやすい。高温多湿サウナではコロナウイルスは生きれないと思うが。 10分おきに自然対流のオートロウリュ(サウナストーンに自動で水を掛け水蒸気を発生)がある。10分以上入ると確実に毎回浴びれる。これでいい塩梅に湿 度が保たれていて、90度でもかなり熱い。ただ、もう少し水量を増やして欲しい気もする。同じ90度でも、一時間に一回なのに。2つのストーブに大量に水 を掛ける、横浜のスカイスパの熱波師によるアウフグースの方が湿度が高い。 水風呂は、14.7度で自分には理想的。これだと他人の体温でぬるくなる事はなく、キリッとした冷たさで、なおかつじっくり入れる。プロサウナーになってくると16度でもぬるいと感じますので、これは理想的。 寝れるととのい椅子は3脚。でもいつもいっぱい。他の椅子は異常に固くてお尻が痛すぎる。寝れる浅い湯船があるけど、人気がなくデットスペースになっている。そこを潰してととのい椅子を増やせば最高なんだけど。 お風呂のコーナーも充実してる 天然温泉は黄色っぽい褐色だけど、東京の湾岸地域特有の黒湯モール系の薄いやつかな。塩分があり水道水よりはええかもやけど、当然かけ流しではなく循環式で殺 菌するので好きではない。ただ、なにも含まれていないよりは、不純物があれば湯冷めしにくい効果はある。あんかけそばが長時間熱いように。 色んなジェットサウナ、炭酸泉(高濃度の特別日あり)、日替わりの入浴剤湯、温度の違いなど種類は多いので、温泉としての利用者が多い。その分サウナーが少なく、水風呂の使用率が低いのはありがたい。 デザインはそっけなく、風水のコンサルだと刑務所風と言いそう。味噌汁用に長方形の豆腐をちゃっちゃと縦横に切った感じ。愛情が足りないと言うか、機械的 に設計した感じで、美的なもやラブホテルのようなバブルなものは一切なし。これはすごい!って見るべき箇所もない。 備品類も最小限。ナイロンタオルや歯ブ ラシなんかはなく、ひげ剃りは別の場所に少し置いてある程度。 簡素な感じやアメニティグッツの少なさは、本当はどうでもいいんです。 サウナでととのえれば、それでいいんですから。 高温多湿のサウナと15度以下の水風呂。それだけで十分です。しかもリーズナブルで、時間制限なし。近いし。 これらが、私のホームサウナにした理由です。 |